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八十岡×川崎の「新」スタンダードウォッチング:第1回

By 川崎 大輔 with 八十岡 翔太

 どうも、みなさん、お久しぶりです!川崎です!

 日本語マジック公式サイトが、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社で復活すると聞いて嬉しくて飛び出してきちゃいました!

 奇しくも、タイミングは日本選手権直前のスタンダードシーズン真っ盛り!

 というわけで、タカラトミーマジック公式サイトで好評いただいていたスタンダードウォッチングも、奇跡的にこのmtg-jp.comで復活することとなりました!これもご声援いただいた皆様のおかげです!

 最後にスタンダードウォッチングが掲載されたのは、プロツアー京都真っ最中でした。あれから新エキスパンション「アラーラ再誕」の発売や、数々のスタンダードでおこなわれたグランプリ、日本選手権を経て、スタンダード環境は大激変しました。

 そして、なにより7月17日に最新基本セットMagic 2010の発売、7月18日から7月20日にわたって開催される日本選手権とまだまだ大きな山場が盛りだくさんです。

 特に、Magic2010は、コレまでにないほどの大変革をもたらす基本セットになると言う噂もちらほら耳にします。ということは......これがどう変化するかを楽しむ、ってのがスタンダードウォッチングの正しい姿では無いでしょうか?

 そこで、mtg-jp.com開始記念企画といたしまして、これから全6回に渡って「プロツアー京都の結果、そしてアラーラ再誕発売」から、各グランプリの結果・日本選手権予選の結果を踏まえたメタゲームの遍歴、そして日本選手権直前予想と、ボリューム満点でお送りしてしちゃいたいと思います!

 もちろん、そんな我らのスタンダードウォッチの旅をナビゲートしてくれるのは、もはやおなじみ一刀両断にスタンダードを分析してくれる「スタンダードの鬼神」八十岡 翔太(東京)さんです!

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 コレまでのメタゲームを整理する資料として、Magic2010と日本選手権本戦を最大限に楽しむための準備として、はたまた八十岡さんの名言・迷言を味わうため、視点はあなたにお任せいたします!どんな楽しみ方にも対応出来る、それだけの記事をお送りしたいという気持ちで臨みたいと思っております!

 それでは、新生スタンダードウォッチング、スタートです。


プロツアー京都のインパクト

川崎 「どうもお久しぶりです、八十岡さん。今回、新たに日本語版公式サイトが立ち上がるという事で、こちらのオープニングコンテンツとしてスタンダードウォッチングが復活するということになりました。また、あらためてよろしくお願いいたします。」

八十岡 「ほんとさ、こうやって何回も復活するなら、最初から終わる終わるっていうのやめようよ。」

川崎 「いやいや、本当に毎回終わるって話になってるんですよ、編集サイドでは。でも、読者の皆様のありがたい声援によってゾンビのように復活し続けさせていただいているわけですよ。」

八十岡 「そういうさ、終わる、って言って同情票を集めるみたいな腹黒いやり方やめなって。」

川崎 「ホント、皆様の純粋な気持ちのおかげでなんとか続けられてるんですよ!そういう、腹黒いとかいうのやめて下さいよ。まぁ、そんな茶番はおいておくとしまして、サクサクとウォッチはじめましょう」

八十岡 「今回はどこからやるの?」

川崎 「前回のスタンダードウォッチングがプロツアー京都決勝ラウンド予想、だったので、まずはプロツアー京都の結果の分析と、アラーラ再誕についてふれるところまでやりたいですね」

八十岡 「ずいぶん昔にさかのぼるんだね」

川崎 「日本選手権本戦のウォッチ的な一番のポイントはMagic2010がいかに環境へのインパクトを与えたか、だと考えているので、そこまでの環境をできるだけ順番にみておきたいなぁと思うんですよね。」

八十岡 「まぁ、その辺の構成はおまかせしますよ。でもさ、プロツアー京都のメタゲーム分析って意味あるのかなぁ。」

川崎 「なんでですか?」

八十岡 「いや、あのプロツアー、もう運命的にナシフ(Gabriel Nassif(フランス))の優勝・LSV(Luis Scott-Vargas(アメリカ))との決勝戦が決まってたんじゃないかと思ってるんだけど。」

川崎 「自分が負けて悔しいからってそんなオカルトっぽいこというのやめて下さいよ。デックリストを分析して見えることだってあるじゃないですか。」

八十岡 「無意味だとは言わないけどね。」

川崎 「というわけで、いくつかにポイントを絞って見ていきましょう。まずは優勝したGabriel Nassifのデックですね。」

 

Gabriel Nassif
プロツアー京都 / 優勝
2 《滝の断崖》
2 《風変わりな果樹園》
3 《島》
1 《秘教の門》
4 《反射池》
4 《沈んだ廃墟》
2 《鮮烈な岩山》
4 《鮮烈な小川》
3 《鮮烈な湿地》
2 《鮮烈な草地》

-土地(27)-


3 《若き群れのドラゴン》
4 《熟考漂い》
3 《羽毛覆い》
3 《崇敬の壁》

-クリーチャー(13)-
4 《砕けた野望》
1 《天界の粛清》
2 《残酷な根本原理》
4 《謎めいた命令》
4 《エスパーの魔除け》
1 《真髄の針》
1 《恐怖》
4 《火山の流弾》

-呪文(21)-
1 《天界の粛清》
2 《蔓延》
2 《否認》
1 《霊魂放逐》
4 《遁走の王笏》
1 《薄れ馬》
2 《神の怒り》
2 《噛み付く突風、ウィドウェン》

-サイドボード(15)-

VolcanicFallout.jpgコンフラックスのインパクト

川崎 「優勝デックは、いわゆるクイックン・トーストですね」

八十岡 「過去にも何回かいってるけどさ、トーストっていったいどういうデッキをトーストって呼んでるのかわからないよね、もう」

川崎 「もう、以前に言ったみたいに多色で《謎めいた命令》入っているデックは全部クイックンでいいじゃないですか。僕もデック名のカテゴライズとかこだわる方ですけど、もう、クイックンに関してはしょうがないと思っています。」

八十岡 「まぁ、多色で《謎めいた命令》入ってて、しかも比較的重めなデッキ、ってことでいいのかなぁ。あぁ、一応《苦花》入っていない、って条件を追加しとく?」

川崎 「メインに、って条件が必要かもですね。たしか昨年世界選手権で準優勝したJamie Parke(アメリカ)のサイドボードには《苦花》あったような記憶ありますし」

八十岡 「それでPaulo Vitor Damo da Rosa(ブラジル)のフェアリーが大変な目にあってたもんね。」

川崎 「そんなPauloの話はまた改めて次回以降にすることになると思いますんで置いておくとして。とりあえずクイックンの定義論争みたいな話はこれくらいにして具体的なデッキを見ていきましょう。」

八十岡 「ナシフのトーストの特徴として、壁(《羽毛覆い》と《崇敬の壁》)と《神の怒り》系メイン不採用がよく取り上げられるけど、むしろ特徴として取り上げるべきは、マナベースでそれほどは無茶していないってところだと思うんだよね」

川崎 「クイックンといえば《雲打ち》と《謎めいた命令》の同居に代表されるように色マナを多く必要なカード詰め込んだデックって印象はありますけど...」

八十岡 「もちろん、まったく無茶していないとは言わないよ。だから、それほどは、って言ったんだけどさ。《残酷な根本原理》の為の青黒赤を中心にまとめて、白と緑はタッチ程度に抑えてる、ってのは特徴として取り上げていいかなと思う。」

川崎 「《神の怒り》や《雲打ち》の不採用、っていうのも、その辺の色を薄める役割だったんですかね?」

八十岡 「うーん、そこの順番がどっちが先かはわからないけどさ。《神の怒り》抜けたから白はタッチでよくなったのか、それともタッチにするために《神の怒り》抜いたのか。なんにしろ、そこで《火山の流弾》の力は大きかっただろうね。」

川崎 「コンフラックス最大の注目カードでしたからね。それまでメタゲームの中心だったフェアリーはもちろん、後で詳しく触れる赤白・白黒の両トークン系や白単にも効果的なカードですし。」

八十岡 「《苦花》と《幽体の行列》に強いよね、基本的に。この二枚が多いと考えられた京都ではメタ的にもよかったんじゃないかな。」

川崎 「そういうわけで、全体除去を《火山の流弾》に期待しつつ、壁2種類で守り、《残酷な根本原理》で決めるってのが基本的な動きだと思うんですが、ここでタッチの色に注目して見ましょうか。3色にまとめないでタッチするだけの価値があるカードって事ですから。」

八十岡 「白は、《崇敬の壁》と《エスパーの魔除け》かな。《エスパーの魔除け》は基本的に腐らないでアドバンテージとれるから、いまは定番になってると思うよ。」

大器晩成のドラゴン?

川崎 「緑は《若き群れのドラゴン》ですか。こっちも今となっては定番になった感じはありますけれども、ナシフのクイックン以前にはあまり見なかったオプションのような気がしますね。」

八十岡 「発売時から強いんじゃないか、って言われてて、実際入れたらやっぱり強かったって感じかな。フィニッシャーとしては破格だよ。通れば基本的に勝てる。」

川崎 「やっぱり、コントロールされきった所で4/4飛行が2体出てくるのは厳しいですよね。」

八十岡 「それもあるんだけどさ《若き群れのドラゴン》の場合はコントロールしきってない状況、っていうか短期決戦に向けた展開も可能なのが優秀なんだよね。」

川崎 「クイックンで短期決戦ですか?」

八十岡 「うん。川崎さんは自分でトースト使わないからわからないかもしれないけど、実は6ターン目にとりあえず《若き群れのドラゴン》をぶっぱってことも少なくないし、そのまま一気に勝っちゃうってこともよくある。」

川崎 「序盤だけコントロールして、早めに勝負を決めに行くことも可能だと。」

八十岡 「そうそう。大体さ、6ターン目に《若き群れのドラゴン》から、7ターン目《残酷な根本原理》ってだけで一気に全然勝てない場になるじゃん。トーストとしては全体的に軽いカード選択だったりするのも、そういうプランが前提にあるからじゃないかな。」

川崎 「なるほど。コントロールって所にこだわるんじゃなくて、そういうフレキシブルな動きができるカード選択をしていると。」

八十岡 「そんな大げさかわからないけどさ。最近のカードパワーだとそういう構築も可能だねって話だよね。」

川崎 「そんな感じでナシフのクイックンが優勝したわけですけど、その後のメタゲーム的にはむしろ準優勝のLSVのデックの方が重要だったりしますよね。」

八十岡 「再誕まで考えればね。」

川崎 「というわけで、続いてLSVのデックを見ていきましょうか。」

トークンデックの隆盛とフェアリーの明日はどっちだ?


 

Luis Scott-Vargas
プロツアー京都 / 準優勝
4 《秘儀の聖域》
4 《コイロスの洞窟》
4 《悪臭の荒野》
2 《変わり谷》
2 《平地》
4 《反射池》
1 《沼》
4 《風立ての高地》

-土地(25)-


4 《雲山羊のレインジャー》
4 《台所の嫌がらせ屋》
4 《メドウグレインの騎士》
4 《潮の虚ろの漕ぎ手》

-クリーチャー(16)-
3 《黄金のたてがみのアジャニ》
4 《苦花》
4 《栄光の頌歌》
4 《幽体の行列》
4 《恐怖》

-呪文(19)-
1 《黄金のたてがみのアジャニ》
3 《ブレンタンの炉の世話人》
1 《天界の粛清》
2 《遍歴の騎士、エルズペス》
2 《頭脳いじり》
3 《流刑への道》
1 《薄れ馬》
2 《神の怒り》

-サイドボード(15)-

やっぱり強い《苦花》!

川崎 「さて、準優勝のLSVのデックは白黒トークン。白黒トークンの話のたびに毎回聞いてるようで申し訳ないんですけど...」

八十岡 「赤白GAPPOとの比較?」

 

山本 明聖
プロツアー京都 / トップ8
4 《戦場の鍛冶場》
3 《山》
3 《平地》
4 《反射池》
4 《岩だらけの大草原》
4 《風立ての高地》

-土地(22)-


4 《運命の大立者》
1 《炎族の先触れ》
4 《白蘭の騎士》
3 《モグの狂信者》
3 《イーオスのレインジャー》
3 《目覚ましヒバリ》
3 《包囲攻撃の司令官》

-クリーチャー(21)-
4 《復讐のアジャニ》
4 《精神石》
3 《流刑への道》
4 《幽体の行列》
2 《神の怒り》

-呪文(17)-
2 《苦悩火》
2 《ブレンタンの炉の世話人》
2 《遍歴の騎士、エルズペス》
2 《フェアリーの忌み者》
1 《流刑への道》
4 《静月の騎兵》
2 《神の怒り》

-サイドボード(15)-

赤白の中核

川崎 「そうですね。赤白トークン、いわゆる赤白GAPPOと白黒トークンを比較して、京都前には赤白GAPPOが白黒トークンの上位互換って話になっていたわけじゃないですか。」

八十岡 「まぁ、そうだね。」

川崎 「で、たしか京都の時にはフェアリー対策で単体除去、特に《恐怖》全盛期だったので、《運命の大立者》のメリットが薄くなっていたっていう結論でしたよね。」

八十岡 「まぁ、それもあるけどさ。最初にも行ったけど、LSVが強かったって話でもあるんだよね、実際は。」

川崎 「それをいったらおしまいですけど、けど、ほら、じゃあ実際の所、その強いLSVがなんで白黒トークンを選んだか、って話じゃないですか?」

八十岡 「まぁ、そういう見方はできるよね。」

川崎 「そこんところ、どうなんですかね。」

八十岡 「こういっちゃ元も子もないんだけどさ、やっぱ《苦花》が強いんだよ。《苦花》は常に強いんだ。」

川崎 「《苦花》を使ったデックが使いたかったと。」

八十岡 「多分、だけどね。ほら、結局京都ってフェアリーを使いたくないって考える人も多かったわけじゃない。」

川崎 「そうですね。ナシフのクイックン・トークン系の台頭・フェアリー不在をプロツアー京都のメタゲームの三本柱にしようと考えていたんですけど、ちょうど話も出てきたんで、ここでフェアリーの話もまとめてしちゃいましょう。世界選手権ではトップ8を牛耳り、世界王者まで生み出したフェアリーでしたけど、京都ではトップ8に棚橋 雅康(新潟)さんのみでしたね。」

 

棚橋 雅康
プロツアー京都 / トップ8
2 《フェアリーの集会場》
4 《島》
4 《変わり谷》
1 《反射池》
4 《人里離れた谷間》
4 《沈んだ廃墟》
3 《沼》
3 《地底の大河》

-土地(25)-


2 《エレンドラ谷の大魔導師》
4 《霧縛りの徒党》
3 《叫び大口》
4 《呪文づまりのスプライト》

-クリーチャー(13)-
3 《苦悶のねじれ》
4 《苦花》
3 《砕けた野望》
4 《謎めいた命令》
3 《ジェイス・ベレレン》
2 《霊魂放逐》
3 《思考囲い》

-呪文(22)-
3 《瞬間凍結》
2 《リリアナ・ヴェス》
2 《その場しのぎの人形》
3 《残忍なレッドキャップ》
4 《コショウ煙》
1 《叫び大口》

-サイドボード(15)-

一時の王者も...

川崎 「このフェアリーが減少している原因は、やっぱり鳴り物入りで対策カードとして登場した《火山の流弾》の影響が大きいんですかね?」

八十岡 「うーん、まぁ、《火山の流弾》があるのに無理して使うほどじゃない、っていうのはあるだろうね。」

川崎 「青黒フェアリーを使う人には正直別のデッキを使って欲しい、それくらい青黒フェアリーっていうデッキは終わってると思う、ってヤツですか。」

八十岡 「ずいぶんひっぱるね、そのネタ。そこまでは言わないけどさ、あの時に進んでフェアリー使いたいっていうのはやっぱりエルフの時と同じでフェアリー自体が好きな人なんだろうね。」

川崎 「さすが身内(フェアリー使い)には優しいですね。」

八十岡 「別にそういうわけじゃないけどね。あ、あと、単純に《火山の流弾》っていうカードだけじゃなくて、みんながフェアリーとの戦いに馴れてきたから相対的に厳しくなったっていうのもあるかもしれないね。」

川崎 「なんだかんだでフェアリーが君臨してる時期は長いですもんね。ライフを攻める、ってのをはじめとしてフェアリーとの基本的な戦いかたは確立されつつある感じではありますね」

八十岡 「まぁ、飽きもあるだろうしね。だから一部のフェアリーマニア以外はあえてプロツアーにフェアリー持ち込まなかったという」

川崎 「で、白鳥(《ブリン・アーゴルの白鳥》)持ち込んだりしたと。」

八十岡 「それはもっとマニアでしょ。」

川崎 「そのへんの白鳥関係の話は次回にするとして、そんなわけでフェアリーは使いたくない、でも《苦花》は強い、って考えた人たちが白黒トークンを持ち込んできたと。」

八十岡 「白黒トークンだと、《栄光の頌歌》があるっていうメリットもあるんだけどね。」

川崎 「なるほど。ところで、白黒トークンと青黒フェアリーの相性って実際の所どうなんですか?」

八十岡 「個人的には五分五分だと思ってるけどね。細かいこと言えば色々あるけど、プロレベルならうまい方が勝つんじゃないかな、このマッチアップは。」

川崎 「デッキへの馴れ、が出るって事ですかね。」

八十岡 「ただ、フェアリー側が後手だと、2ターン目にお互い《苦花》置いて、相手の3ターン目のアクションが《栄光の頌歌》っていうパターンがあるから、一般的には白黒が多少は有利かもね。」

川崎 「というわけで、プロツアー京都の結果のまとめはこれくらいにして、再誕発売直後の状況を伝える所までで今回は終わりにしましょうか。」

八十岡 「そうなの?」

川崎 「あと5回ありますからね」

アラーラ再誕注目カード(当時)

川崎 「さて、4月30日にアラーラ再誕が発売されましたが...最初ってどのあたりのカードが注目されてましたっけ?」

八十岡 「最初は、やっぱ《妄信的迫害》じゃない?」

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白黒トークン大強化

川崎 「白黒トークンを大幅に強化しつつ、他のトークン系に対しての優位を確立させたカードですね。」

八十岡 「京都の時の白黒トークンの優位性については色々考え方が合ったと思うんだけど、再誕後に白黒トークンが流行った理由はこのカードの力が一番大きいね。」

川崎 「実際、今後どんどん見ていくことになりますけど、白黒トークンの隆盛はすごいですからねー。あと、この辺のカードも注目されてませんでした?」

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緑黒エルフの時代が来るか!

川崎 「ついに、ローウィンブロック以来の本格的にエルフを強化するパーツが登場したじゃないですか。」

八十岡 「エルフ・フェアリーは本格的に追加されるカードが無い、って状況が長く続いていたからね。それは逆に、それだけローウィンブロックでこのふたつのデッキが完成されていたってことでもあるんだけどね。」

川崎 「そこでエルフはついに新しい武器を手に入れたと。しかもどちらも相当に強いじゃないですか。これはエルフが増えるんじゃないか、っていう予想はされましたね。」

八十岡 「実際の所、エルフが増える、って話はこの2枚が入ったってこともあるけど、むしろ環境的な後押しってのも大きかったと思うよ。」

川崎 「具体的にはどんな感じですか?」

八十岡 「いや、それこそ次回からのメインの話になるんじゃないの?」

川崎 「あぁ、そうでしたそうでした。ところで、宿敵緑黒エルフには新カード追加されましたけど、八十岡さんの愛するフェアリーはどうでしたっけ?」

八十岡 「あいかわらず無いね......っていうか《妄信的迫害》がマジでキツイから、むしろフェアリーは減ったよ。フェアリーマニア達には厳しい時代が到来したね。」

川崎 「そんな中でのフェアリーマニアの戦いにも期待しましょう、って言うことで、次回に続きましょうか。」


 というわけで、今回のスタンダードウォッチングはここまで!

 次回は、実際の再誕販売後のスタンダードの動きとして、グランプリ・バルセロナ、そして同時期におこなわれた日本選手権予選をウォッチしていきたいと思います。

 果たして、白黒トークンは新世界の神となるのか?新戦力を手に入れた黒緑エルフを後押しした環境とは?そして、フェアリーマニアたちの運命は?

 まだまだ見所満載のスタンダードウォッチング。次回更新は今週末予定というハイペースでお送りいたします!

 ところで、再誕のカード評価で、むしろ一番に評価されるあのカード、というかあのギミックが触れられていないじゃないか!って思ったあなた、大正解!

 そう、もちろん次回のスタンダードウォッチングは、スタンダード環境を、そしてなにより、南の島を席巻したあのギミックの話からスタートいたします!

BloodBraidElf.jpg最新ギミック、その実力は?

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