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 ミラディンの傷跡には多くの素晴らしいカードがある。

 そして、その中でもミラディンの至宝の一つに数えられるカード、それが《メムナイト》だ。

 《メムナイト》の素晴らしい点は、土地を必要としない{0}というマナコストだろう。もしあなたが6回マリガンしても、そのたった1枚の手札に来れば、《メムナイト》は場に出すことができる。どんな苦境に立たされても助けてくれる《メムナイト》、彼からは諦めない強い心、そんな精神も学べるだろう。

 今回は、そんな《メムナイト》を軸にデッキを構築していこうと思う。

数学的考察から見る《メムナイト》

 《メムナイト》が何故強いか?その最初の理由は、コストパフォーマンスが良い点だ。昔から構築戦では、コストに比べその能力の割りがいいクリーチャーが使われることが多い。

 単純なサイズなら《タルモゴイフ》が代表的な例だろう。

 {1}{G}マナで4/5程度のサイズが期待できる《タルモゴイフ》はかつてのスタンダードのみならず、今現在もレガシーなどでも使われている。時には6/7といったサイズにも成長する《タルモゴイフ》は2マナのクリーチャーとはとても思えない力を持っているのだ。

 《タルモゴイフ》を1マナ当たりのサイズで考えると、2/2以上は堅い。同じマナの《ルーン爪の熊》がどこまでいっても、2マナで2/2でしかないことを考えると、コストパフォーマンスという点で破格といってもいい。

 また、こんな話もある。《怒りの天使アクローマ》の能力をひとつとマナをひとつずつ除いていくと、最後に残るのは2マナと6/6であるという話だ。《怒りの天使アクローマ》が8マナでありながら、ブロック構築などで使うに値するクリーチャーであったのは、優れたコストパフォーマンスあってこそと言える。つまり、コスト以上の効果それがポイントだ。

 《メムナイト》の話に戻ろう、彼は{0}マナで1/1だ。0という数字は割れない数であり、彼の1マナ当たりのサイズは無限大に限りなく近い。

 あの1マナ12/12の《ファイレクシアン・ドレッドノート》も子供同然である(ファイレクシアもまだまだということだね)。つまり、《メムナイト》はコストパフォーマンスで最強のクリーチャーなのだ。特にこの手の0マナクリーチャーでパワーがあるという点が注目だろう。《羽ばたき飛行機械》はパワーが無いので、単体では相手を倒せない。ただ、《メムナイト》は倒しうる。

 あの《さまようもの》が、ファイナルズという大舞台で活躍したことがあるということを考えれば、この《メムナイト》が活躍しない道理は無いだろう。

 問題は、その相棒となるカード達だが、数学的な見地からすれば、相棒は同様にマナを使わない、もしくはそれに順ずるものが相応しい。《メムナイト》がアクティブかつスピーディーに殴っているのに、重役出勤してくる《悪斬の天使》や《原始のタイタン》などはお呼びで無い。お前ら5マナで5/5とか、6マナで6/6とかバカにしてんじゃねーぞという話だ。ただ、《溶鉄の尾のマスティコア》おめーはいい。おめーは強す......、

 ......失礼。そこでお呼びなのは、《復讐蔦》などの条件次第でフリーマナで呼び出せるカード達ということになるだろう。

『フリースペルメムナイト』
4 《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《森/Forest》
8 《島/Island》

-土地(24)-
4 《メムナイト/Memnite》
4 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4 《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
4 《飛び地の暗号術士/Enclave Cryptologist》
4 《面晶体のカニ/Hedron Crab》
4 《謎鍛冶/Riddlesmith》
4 《復讐蔦/Vengevine》
4 《恐血鬼/Bloodghast》
2 《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
2 《粗石の魔道士/Trinket Mage》

-クリーチャー(36)-
2 《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》

-呪文(2)-

 《面晶体のカニ》からの墓地を肥やすシステムは当然だが、新顔の《謎鍛冶》はアーティファクトスペルを唱えるとマナの掛からないドローサポートとなる優秀な人材、そして、《メムナイト》はマナが掛からないので、合わせれば、フリースペルのようにガンガン使えるということになる。

 素早くリソースを墓地に落とし、《メムナイト》と共に殴る。このデッキのコンセプトはそれだけだ。しかし、コストパフォーマンスの前には、どんな天使やタイタンも霞んでしまうだろう。《粗石の魔道士》などは3マナと少し重たいカードではあるが、《メムナイト》を持ってこられるので。良しとしよう。

《メムナイト》>>《悪斬の天使》《原始のタイタン》などの有象無象

 が分かってもらえただろうか。

 おや?まだ、《メムナイト》の魅力が分からない?もしそういう人が居るなら、下の「この記事をマリガンする」をクリックしてくれ。《メムナイト》はマリガンをする人を見捨てることはないのだから。

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